デメリットはあるの?プリウスPHVの不具合やリコールなど紹介 | carlifull.com

デメリットはあるの?プリウスPHVの不具合やリコールなど紹介

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プラグインハイブリットという、ハイブリッドに充電機能を備えて環境に優しい車でもあるトヨタ・プリウスPHV。

2019年5月、4人乗りから5人乗りに乗車人数が増え、さらに注目されています。トヨタ・プリウスPHVの乗る上で、故障や不具合などの車のトラブルは気になるところです。購入したがすぐ壊れてしまったとならないためにも、トヨタ・プリウスPHVにある不具合やリコール情報はどうなっているのでしょう。修理費用や対処法について紹介します。

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トヨタ・プリウスPHV不具合情報

引用:https://toyota.jp/priusphv/design/?padid=from_priusphv_navi_design

プリウスPHVは2012年1月に発売され、現在2代目となっています。プリウスPHVの実際に起こっている不具合について紹介します。

ハイブリッドシステムの不具合

プリウスPHVの最も多い不具合は、ハイブリッドシステムによる不具合です。この不具合はTHS-IIの故障によるものが高いと考えられます。

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バッテリーの不具合

THS-IIの故障によって1番起こるものはバッテリーの不具合と言われています。バッテリーの不具合の内容としては、

・充電を満タンまでしたにも関わらず、バッテリーがすぐになくなってしまう

・自宅で一晩充電しても満タンにならない

・自宅で充電していると自宅のブレーカーが落ちる

といったものが挙げられています。自宅での充電システムのトラブルは、プラグインハイブリッドならではの不具合です。

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ボディの変形による不具合

ボディの変形による不具合は、一番に異音が挙げられます。異音は、センターコンソールからのキシキシといった音がするといった不具合です。

プリウスPHVは、コスト削減のために鋼材の質を落として作られたボディ、フレームを使って作られている車ですので、停止している状態でもギリギリのボディ剛性しか持っていません。ボディが変形し、異音が発生する不具合が生じるようです。また、ボディの変形のよる不具合は他にも、タイヤのずれや走行性能の悪化も挙げられます。

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ブレーキの不具合

ブレーキ操作を頻回に行うと、警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると、警告音が吹鳴するとともにブレーキの効きが悪くなっているという不具合です。この不具合の原因は、電動式ブレーキアクチュエータにおいて、ブレーキ操作を頻繁に行うと想定より早く制御電磁弁シール部が摩耗することによっておこることで、トヨタ自動車も不具合を認めています。

エアコンの不具合

1つ目は、エアコンのスイッチを切った覚えがないのに、勝手に切れているという不具合が見られています。この不具合は、全国でも発生しているそうです。対策プログラムが出来ると言われていますが、2019年7月現在でもできていません。コンプレッサーが過負荷になるとエアコンが切れるそうです。

2つ目は、暖房時AUTOで風量をMAXにしている場合の、ハンドルの振動と暖房時異音がするそうです。異音がするときとしない時に差があるようですが、暖房時に大きな音がするそうです。2019年7月現在、原因はまだ分かっていません。

トヨタ・プリウスPHVリコール情報

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リコールは自動車メーカーが認めた不具合です。ほとんどが無料で、新品に交換もしくは代用品への取り換えがあります。トヨタ・プリウスPHVのリコール情報は以下の通りです。※2019年7月29日時点で5件です

カーテンシールドエアバッグ用ガス封入式インフレータの不具合

カーテンシールドエアバッグガス封入式のインフレーターが製造工程時、溶接が不充分であった不具合です。この不具合により、室内温度が上昇すると、
カーテンシールドエアバックの一部が落ちてくる可能性があるそうです。

リコール開始日:2014年6月30日

対象:2009年11月11日~ 2012年 4月27日製造のプリウスPHV

対策:ブラケットを左右のエアバックに1個づつ追加して脱落を防止しています。

燃料蒸発ガス排出抑制装置の不具合

蒸発ガス通路(樹脂製)の端部形状が不適切なため、使用過程で当該端部に亀裂が発生することがあるそうです。長期間使用を続けると亀裂が貫通し、満タン時に燃料が漏れて、燃料臭がする可能性があると発表されています。

リコール開始日:2014年6月30日

対象:2009年11月11日~2015年 2月 5日製造のプリウスPHV

対策:燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品と無償交換。

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プラグインハイブリッド車の駆動用バッテリの不具合

プラグインハイブリッド車の駆動用バッテリにおいて、ハイブリッドシステム保護用ヒューズ(EVヒューズ)の容量が不適切なため、高負荷運転を繰り返すと当該ヒューズが疲労断線することがあるそうです。そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となる場合があると発表されています。

リコール開始日:2015年11月16日

対象:2011年11月18日~2015年 1月 8日製造のプリウスPHV

対策:EVヒューズを対策品と無償交換

エンジンルーム内の電気配線の不具合

エンジンルーム内の電気配線が悪く、保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがあるそうです。走行時の振動により当該配線の被覆が損傷して、配線同士が短絡、発熱し、焼損することがあり、最悪の場合、車両火災に至る可能性があると発表されています。

リコール開始日:2018年9月6日

対象:2016年 8月31日~2018年 5月15日製造のプリウスPHV

対策:電気配線を点検し、被覆に損傷がないものは保護材を無償追加。また、被覆が損傷しているものは保護材を追加した新品と無償交換

電子制御式油圧ブレーキのブレーキブースタポンプの不具合

ポンプモータの構成部品である樹脂製ブラシホルダの成形型が不適切なため、ブラシとの隙間が小さく、ポンプ作動時に当該ホルダが熱膨張してブラシが引っ掛かり、ポンプモータが導通不良となるものがあるそうです。そのため、ポンプモータが作動せず警告灯が点灯し、最悪の場合、倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びるおそれがあるという不具合が発表されています。

リコール開始日:2019年7月25日

対象:2019年 4月26日~2019年 5月31日製造のプリウスPHV

対策:ブレーキブースタポンプを点検し、該当するものは良品と無償交換

トヨタ・プリウスPHV修理費用・対処

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プリウスPHVの修理費用・対処・修理費用を節約するコツについて紹介します。

プリウスPHVの修理費用・対処について

プリウスPHVの修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。

ハイブリッドシステムの不具合について

バッテリーやインバーター、その他ハイブリッドシステムの故障は、5年以下10万キロ以下であれば新車保証で無償修理が可能です。また、保証期間が切れている、保証条件から外れている場合は最大で60万円位の修理費用がかかります。

また、家庭で充電した際の不具合は、自動車会社では補償してくれませんので、工事した会社や電力会社との相談になり、全額実費になるでしょう。

また、バッテリーに関しては、リコールの対象となっている車もあります。リコール対象車は、無償修理ですので問い合わせてみましょう。

ボディの異音について

ボディの異音は、プリウスPHVのボディ剛性の弱さが考えられます。購入時の異音は故障には問題がないようですが、気になる人は買い替えしか手段がありません。ただし、異音の場所によっては、音の発生源にスポンジを挟んだり、付ける位置を調整するなどの対処ができます。ディーラーなどに相談し、無料で対処修理できることもありますので相談してみましょう。ボディの異音は、人によって気になり方が違いますので購入を検討されている人は試乗して確認してみましょう。

その他の修理費用

プリウスPHVに共通してあるトラブルは、エンジンと言われています。プリウスPHVのエンジンは2ZR-FXE型を搭載しており、希薄燃料を使った燃焼をしています。これにより、スラッジの発生が多くなり、EGRバルブや吸気側にリバースする形で付着してエンジンの調子を壊す不具合もあるそうです。EGRバルブのスラッジによる故障は既に保証期間の延長がされ。EGRバルブの交換は無償修理となっているそうなので相談してみましょう。

修理費用を節約するためのコツ

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プリウスPHVの修理費用を節約するためのコツは、どのようなことがあるのでしょう。

・車に負担のない運転をする

・細かな点検をする

・気になる箇所があったらディーラーに相談する

1つ目は、車に負担のない運転をすることです。急ブレーキや急発進は車に負担がかかり故障がしやすくなります。不具合が起こりやすくなる可能性がありますので、車に負担のない運転を心がけましょう。

2つ目は、定期点検を行うことです。定期的なオイル交換や、点検時に早期に不具合を発見することで修理費用を安く済ませる方法があります。また、保証期間内であれば無料で修理も可能です。こまめな定期点検を行いましょう。

3つ目は、気になる箇所があったらディーラーに早めに相談することです。そのまま乗り続けると、走行時に事故に繋がる可能性がありますので、修理が必要なのか費用なども確認しましょう。

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