トヨタ・プリウスPHVの維持費やローン、残価設定はどの位の金額なのでしょうか。
現在、プリウスPHVの購入を検討している方の中にはローンや残価設定の金額、維持費などはどの位の金額となるのか、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自動車の購入は決して安い買い物ではなく、長期的な維持費や支払い方法までを含めた費用を考えなければならないため、ぜひ概要を把握しておきたいところです。
そこで今回は、プリウスPHVを購入する際のローンや残価設定、維持費はどのくらい掛かるのかなどを中心に、プリウスPHVと維持費などについて解説をしていきます。
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【トヨタ・プリウスPHV】ローンでの支払額はいくら位?
トヨタ・プリウスPHVを含めた自動車を購入する場合、最もポピュラーな支払い方法となるのがローンを組んでの購入です。
では、プリウスPHVをローンで購入する場合にはどのくらいの費用が必要となるのでしょうか。
プリウスPHVで人気のSグレード・ナビパッケージの購入を、トヨタ自動車ディーラーローンで支払っていく例を挙げると
車両:Sグレード・ナビパッケージ | 車両・税金・諸経費合計金額:3,780,740円 | ||||
36回払い | 48回払い | 60回払い | 96回払い | ||
金利 | 5.50% | 5.50% | 5.50% | 5.50% | |
初回支払額 | 112,416円×1回 | 87,324円×1回 | 71,877円×1回 | 49,784円×1回 | |
2回目以降の支払額 | 110,500円×35回 | 85,100円×47回 | 69,900円×59回 | 47,200円×95回 | |
ボーナス支払額 | 自由選択額 | 〃 | 〃 | 〃 | |
支払総額 | 3,979,916円 | 4,087,024円 | 4,195,977円 | 4,533,784円 |
となります。
ただし、この金額は車両本体と税金やその他の諸経費のみを合算した総支払額となっており、オプション品などを追加していった場合にはそれぞれの支払総額が増えていきますので、1つの目安にすると良いでしょう。
また、上記の店舗の場合には金利が5.50%となっていますが、ディーラー系ローンの場合には販売店によって金利が2%~4%ほど異なる場合がありますので、ローンでの購入を検討している場合には必ず複数の販売店を回り金利の差などを比較することをおすすめします。
【トヨタ・プリウスPHV】残価設定とは?
昨今では、ローンを組んで購入した自動車の支払いを行うのでは無く、残価設定(残価クレジットとも言う)で自動車の購入を行うケースも増えつつあります。
この残価設定とは、前述したローンのように車体価格を全て分割で支払うのでは無く、3年または5年など車を使用する期限を設定し、3年使用した場合には36回分のローンを定額で支払い、残りの金額は中古車として下取りまたは買取を行い、売却した金額で残りの支払いを行うと言う方式です。
設定した使用期間を過ぎた際、継続して所有したくなった場合でも残りの残価分を別途で支払うことによって、車を買い上げると言う方法も可能となります。
最終的な中古車としての売却価格が設定されているため、月々の支払い金額がローンの場合と比べて安いと言う特徴がありますが、車両としての価値を損なわないよう年間の走行距離が12,000km程度に制限される事や、購入時に装着したオプション品以外は付ける事ができないなど制限もあるため注意が必要です。
【トヨタ・プリウスPHV】残価設定での支払額はいくら位?
残価設定とは、設定した期間はローンで支払いその後は車両を下取りや中古車として売却することで、全ての支払いを行うプランである事は分かりましたが、トヨタ・プリウスPHVを残価設定で購入する場合には、どのくらいの費用が必要となるのでしょうか。
前述した例と同じく、プリウスPHVで人気のSグレード・ナビパッケージの購入を、残価設定で支払っていく例を挙げると
車両:Sグレード・ナビパッケージ | 車両・税金・諸経費合計金額:3,780,740円 | ||||
36回払い | 48回払い | 60回払い | 96回払い | ||
金利 | 3.90% | 3.90% | 3.90% | 5.50% | |
初回支払額 | 70,819円×1回 | 60,517円×1回 | 57,670円×1回 | 22,328円×1回 | |
2回目以降の支払額 | 70,400円×34回 | 58,900円×46回 | 51,900円×58回 | 16,900円×94回 | |
ボーナス支払額 | 自由選択額 | 〃 | 〃 | 〃 | |
最終回の支払額 | 1,501,092円×1回 | 1,281,420円×1回 | 1,061,748円×1回 | 3,661,200円×1回 | |
支払総額 | 3,965,551円 | 4,051,337円 | 4,129,618円 | 5,272,128円 |
となります。
こちらの場合も前述した例と同じく、車両本体と税金やその他の諸経費のみを合算した総支払額となっており、オプション品などを追加していくと支払総額が変わって行き、販売店や地域によって金利が異なるため、あくまでも1つの目安として参考にすると良いでしょう。
【トヨタ・プリウスPHV】の維持費はいくら位掛かる?
トヨタ・プリウスPHVをはじめとした自動車には、購入する際の費用とは別に使用していく中で必ず維持費というものが発生します。
では、プリウスPHVの維持費はどのくらい掛かるのでしょうか。
税金関連の維持費
まずは税金関連ですがプリウスPHVがエコカー減税の対象となっている場合には
自動車税 | 重量税 | 合計 | |
1年目 | 39,500円 | 0円 | 39,500円 |
2年目 | 10,000円 | 0円 | 10,000円 |
3年~5年目 | 39,500円 | 0円 | 39,500円 |
6年目以降 | 39,500円 | 10,000円 | 49,500円 |
となります。
プリウスPHVには、1,800ccのエンジンが搭載されており一般的な自動車と同じく39,500円の自動車税を支払う必要がありますが、エコカー減税による減免が適用されるため新車から2年目の自動車税は10,000円となる事が特徴です。
自賠責保険
次は保険料ですが、プリウスPHVをはじめとした自動車を購入する場合には、必ず強制保険となる自賠責保険に加入しなければなりません。
自賠責保険は、新車購入時に3年分をまとめて支払うことが一般的となっておりその額は、現在35,950円となっているため、年間に換算すると約12,000円が必要となります。
燃料費
3つ目は維持費として最も身近な存在である燃料費ですが、プリウスPHVの場合にはハイブリッド走行による燃費が37.2km/Lとなっており、ガソリン1Lの価格を125円で換算すると、10,000km走行した場合にはカタログ値で約33,000円程度となります。
ただし、実燃費は走行する環境や使用用途によって大きく異なるため、実際には35,000円~40,000円程度が年間の平均的な燃料費となりますので覚えておくと良いでしょう。
また、プリウスPHVは電気を直接充電しEV走行を行える事が最大の特徴ですが、満充電に必要な電力は約6.47kWh、一般家庭向けの平均的な電気代は1kWhあたり約24円程度です。
これらを換算していくと、1回の充電に必要な電気代は最大で約\155円程度となり、仮に毎日満充電を繰り返した場合には、30日分で4,650円の電気代が必要となります。
【トヨタ・プリウスPHV】維持費やローンなどのまとめ
今回は、プリウスPHVと維持費などについて解説してきましたが、ローンや残価設定で購入する場合には前述してきた費用が掛かる事が分かったと思います。
ただし、こちらの金額は車両本体や諸経費のみの金額であるため、その他のオプション品などを選択した場合には価格が変動しますので、購入を検討する際の1つの目安として参考にすると良いでしょう。
また、ディーラーローンや残価設定に設定される金利は、各販売店や地域によって大きな差があるため、必ず複数の店舗回り金利の差を比較することをおすすめします。