2019年5月9日に全国のトヨタ店を通じて一部改良して発売開始した
プラグインハイブリッド車「プリウスPHV」
プリウスとの違いとして、EV走行が大きな特徴。
ではEV走行はどういうものなのかを説明します!
Contents
トヨタ・プリウスPHV EV走行とは
用語としてプリウスPHVの「PHV」ってなんなのよ!
と自分がまずわからなかったので一番最初に調べました(笑)
まずは二つのポイントがあります。
- 動力・エネルギー が、ガソリンと電力(走行中にも充電)
- コンセントからの外部充電が可能だということ。
これをわかりやすくするために、PHV・EV・HVといった呼び方があります。
PHVとはプラグイン・ハイブリッドで(PHEVとも呼ばれている)
ハイブリッド(HV)と電気自動車(EV)の長所を併せ持つハイブリッドの高性能進化版ということで、
外部電源から高容量リチウムイオンバッテリーへ充電ができること、
そして高性能なモーターが搭載されていることが特長。
通常のハイブリット車よりも大容量バッテリーを搭載しているため、
ガソリンを一切使わないゼロ・エミッション走行では航続距離がより長く、
効率的な走行が可能となります。
またモーター走行時の静粛性も併せ持ちます。
ハイブリッドにさらにゼロ・エミッション走行でハイブリッドするって、
まさに高性能すぎる名称ですね。
プリウスPHVの価格は?グレードごとの違いや値段と費用について
プリウスPHVのEV走行
EVとは「Electric Vehicle(エレクトリック ビークル)」の略称であり、「電気自動車」という意味になります。
EV走行とは「電気走行」といった意味で、バッテリーによって走行する状態を指します。
プリウスPHVは、満充電からのEV走行距離が68.2km。
68.2kmというと、1日の運転のほとんどをEVモードで走行できますね。
(ただし急発進、エアコン使用等に応じてEV走行距離は大きく異なります。)
苦手ですが(笑)燃費の計算をしてみます。
EV電費と燃費
電力消費率(電費)とは、1kWh(キロワットアワー)の電力で何km走れるかを表したものです。1kWhとは1kWの仕事率(電力量)を1時間続けたときの消費電力量(または発電電力量)指す単位です。
1kWhはだいたい電気ストーブやホットプレートを1時間使用した時の消費電力量。単価としてはおおよそ20円~が現在の金額です。
プリウスPHVの電費は10.54km/kWhで、電力消費はトップレベル。
EV走行距離の向上にもつながりました。kWh(キロワットアワー) = 消費電力 : kW(キロワット) × 時間 : h(アワー)
1kWh=20円としたとき
新型プリウスPHVは、電気だけで68.2km走行とすると
ガソリン車が68.2km走行した場合、おおよそ15km/Lとすると4.5リッターほどガソリンが必要となり、ガソリン代は630円(リッター140円で計算)となります。
これがEV走行だと、どうでしょうか。
新型プリウスPHVは満充電の場合、充電の場合は約6.5kWh(キロワットアワー)の電力量、
100V充電の場合は約8kWh必要となります。
1kWhあたりの電気代を20円とすると、満充電のために必要な電気代は、100V充電で160円という計算になります。
通勤・買い物などで、毎日68.2km以内で走行する場合、1ヶ月あたりの金額に換算してみます。
*毎日68.2kmを走行した場合の燃料価格は
・ガソリン車:1日630円、30日だと18,900円
・新型プリウスPHV:1日160円、30日だと4,800円
なんと、1ヶ月で1万4千円以上の差が出ますね。
1日の走行距離が68.2km以下だと差額は縮まりますが、仮に20日間(1カ月1,364km走行)で計算しても、
PHVのほうが9,000円以上の差が出ます。
メーカー発表のJCO8モードなので実燃費は差が出ると思いますが、それでも大きな差ですね。
しかもプリウスPHVは発電用モーターや、ソーラー充電を利用した場合についてはもっとお得になること間違いなしですね。
プリウスPHVのHV走行
HV走行とはプリウスでもおなじみのシステム
エンジンとモーターを効率的に使い分けながら走行するモデル。
ハイブリッド車は外部から直接電気の供給を受けずにガソリンの供給のみで走行します。
モーターを動かすための発電にはエンジンとブレーキ時の発電(回生ブレーキ) を使用しバッテリーに蓄えます。
その電気でモーターを動かし、エンジンをアシストします。
ガソリン車よりも圧倒的に燃費が良く、モーター走行時は静粛性があり快適であることが特長です。
燃料消費率37.2km/L(オプションの17インチホイールの場合は30.8km/L)
これはプリウスと同じですが、一般のガソリン車と比較した場合(68.2km走行にします)
リッター140円で計算とすると
プリウスPHVは1.83Lで走行なので256円
ガソリン車はおおよそ15km/Lとすると4.5リッターほどガソリンが必要となり、ガソリン代は630円となります。
*毎日68.2kmを走行した場合の燃料価格は
・ガソリン車:1日630円、30日だと18,900円
・新型プリウスPHV:1日256円、30日だと7,680円
なんとここでも1ヶ月で1万1千円以上の差が出ます。
プリウスPHV ”S GR SPORT”の装備と性能は?乗り心地などのまとめ
プリウスPHVのEV走行HV走行と燃費についてまとめ
EV走行HV走行と燃費について調査しました。
燃費計算は、1日単位と1か月単位で計算しましたが
これが1年、2年、4年として考えるとどうでしょうか?
もちろん現段階では、エコカー減税が変わったりするので何とも言えない要素もあります。
でもガソリン車(1リッター15kmの燃費の車の場合)と比較した場合で
こんなにも差が出ます。
昔から電気製品は、どんどん進化して時がたつともっと安くなるというのもありますが、
現在の世の中の状況で考えると
このプリウスPHVは、初期の金額がほかのHV車と比べても高価なものですが
現段階では最高の最新システムを導入した車といえます。
燃費だけでなく、そのほかにも様々な魅力のある最新型プリウスPHV、
ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか?
トヨタ プリウスPHVの安全性能は?運転しやすさ・自動ブレーキについて。