トヨタ・プリウスPHVは、2019年5月19日にマイナーチェンジされたものが発売されています。
定員数が4人乗りから5人乗りになったり、電気供給システムなど新しい機能が備えられています。
ホンダ インサイトはホンダの代表的なハイブリッド車です。
新型シビックがベースとなっていて、スタイリッシュなデザインが特徴的です。
今回は、そんな2台の
- 価格の比較
- 燃費の比較
この2点について比較していきます。
Contents
トヨタ・プリウスPHVとホンダ インサイトはどんな車?
まずは比較をしていく前に、トヨタ・プリウスPHVとホンダ インサイトがどんな車なのかを軽く紹介していきます。
トヨタ・プリウスPHV
「トヨタのプリウス」と言えば聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
プリウスはハイブリッド車として非常に人気の高い車です。
ですが、今回比較するプリウスはプリウスPHVという名前になっています。
このPHVというのは、電気モーターとガソリンエンジンを原動力としている車のことを言います。
現在主流となっているクルマの原動力は、ガソリンか電気どちらか一つだけでしたが、このPHVはどちらとも使用することが出来ます。
別のメーカーでは「PHEV」というものありますが、名称が違うだけでどちらも同じです。
非常に燃費が良く、環境に優しいクルマとなっています。
ホンダ インサイト
続いてホンダ インサイトを紹介します。
ホンダ インサイトは「スポーツハイブリッド i-MMD(SPORT HYBRID i-MMD)」という2モーターハイブリッドシステムを搭載しています。
これにより発電用モーターと、駆動用モーターの2つのモーターを駆使することができるので、多様なシーンで活躍してくれます。
スイッチを押すだけで、スポーツカーのような伸びの良い加速感のSPORTモードや、住宅街や夜間などエンジン音を抑えたいときには、バッテリーの電力を使用してモーターだけで走行するEVモードなどがあります。
2モーターハイブリッドシステムのおかげで、「力強い走り」「低燃費」どちらも実現することが出来たのがインサイトです。
トヨタ・プリウスPHVとホンダ インサイトの価格の比較
どちらも環境に優しい2台ですが、気になるのは価格です。
電気、ガソリンどちらも使用できるプリウスPHV、様々な状況に応じて走行モードを変えられるインサイト、どちらも燃費も良く、機能もいろいろ備えられていているので、金額もやっぱり高そうなイメージがあります。
トヨタ プリウスPHV:3,178,440円~4,266,000円
ホンダ インサイト:3,261,600円~3,628,800円
グレードによって金額が違ってきますが、一番低いグレードであればどちらもさほど金額に大きな違いはありません。
また、それぞれエコカー減税対象車となっているので、自動車所得税、自動車重量税、グリーン化特例等が割引となり、上記の金額よりも安く購入することが出来ます。
例えばプリウスPHVの場合、
自動車所得税101,600円+自動車重量税30,000円+グリーン化特例(翌年の自動車税)29,500円+CEV補助金200,000円=約361,100円の減税を受けることができます。
- A“レザーパッケージ“の場合
ホンダ インサイトはカーナビが全車標準装備でこの価格となっていますので、オプション品を取り付けたりすることを考慮するとプリウスPHVよりもお得に購入することが出来ます。
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トヨタ・プリウスPHVとホンダ インサイトの燃費の比較
実際の燃費は走行状況や運転手の操作等によって違いがありますので、カタログ燃費を参考に比較していきます。
カタログ燃費というのは国で定めた方法によって算出された燃費のことをいいます。
ではカタログ燃費を比較していきましょう。
トヨタ・プリウスPHVの燃費は、ハイブリット燃料走行時は37.2km/L。
EV走行では走行距離68.2km、燃費10.54km/Lになります。
EV走行の燃費は一見低いように見えますが、他のメーカーと比べると走行距離、燃費ともにトップレベルとなっています。
次にホンダ インサイトの燃費です。
インサイトの燃費は34.2km/Lとなっています。
プリウスPHV、インサイトともにJC08モードの燃費を比較しています。
プリウスPHVのほうが約3.0km/L低燃費となっているのが分かります。
カタログ燃費上ではプリウスPHVの勝利となりますが、燃費は道路状況や走り方によって大きく違ってきます。
より低燃費になるように走行する方法もありますので、気になる人はぜひ調べてみてください。
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まとめ
トヨタ・プリウスPHVとホンダ インサイトの価格、燃費を比較してみましたが、いかがでしたでしょうか。
価格で見ると最低グレードであれば、ほとんど大きな違いはありませんでした。
プリウスPHVはグレードが上がってしまうと400万円を超えてしまうので、インサイトよりもだいぶ高額になってしまう印象を受けました。
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さらにインサイトはカーナビが標準装備となっているので、オプション品等を追加していくとなればインサイトのほうが確実に安く購入できるでしょう。
燃費は人によって走り方が違うので、実際に走行してみるとまた状況が変化してくるかもしれませんが、カタログ燃費だとトヨタ・プリウスPHVの方が低燃費という結果になりました。
今回は、両者1勝1敗で引き分けという結果になりました。
若干金額は高くなるけど、環境に優しい次世代の車に乗りたいという人にはトヨタ・プリウスPHV。
少しでも金額を抑えて、様々な走りを体験してみたいという人にはホンダ インサイトを選んでみてはどうでしょうか。
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