トヨタ・プリウスPHVの中古車と新古車の価格は、どのくらいなのでしょうか。
現在、プリウスPHVの購入を検討している方の中には、中古車や新古車の価格はいくら位なのか興味があると言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プリウスPHVは、新車での価格が約300万円~400万円と高額である事から、中古や新古車で少しでも費用を抑えて購入したいと考えている方は多いはずです。
そこで今回は、プリウスPHVの型落ちの価格や中古相場の説明などを中心に、プリウスPHVと中古・新古車について解説をしていきます。
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【トヨタ・プリウスPHV】型落ちの中古車価格はいくら位?
トヨタ・プリウスPHVは、2012年に初代となる30型と呼ばれるモデルの販売が開始され、現在では2代目となる50型モデルの販売が行われています。
2代目モデルが販売されていると言う事は、必然的に初代30型モデルは型落ちという事になりますが、こちらのモデルの中古車はいくら位の価格で販売されているのでしょうか。
これは、各車両のグレードや純正オプションの数、走行距離や修理歴の有無などによって価格にばらつきがありますが、2012年式の中古車価格の例を挙げていくと
走行距離 | 修理歴 | 価格 |
3,000km~10,000km | 無し | 約150万円~190万円程度 |
10,000km~30,000km | 無し | 約110万円~130万円程度 |
50,000km~80,000km | 無し | 約90万円~110万円程度 |
100,000km以上 | 無し | 約80万円~100万円程度 |
が、型落ちモデルと呼ばれる初代30型プリウスPHVの走行距離別の中古車価格となり、全体としての平均価格は約130万円~150万円程度となります。
初代プリウスPHVの新車での販売価格は、293万円~420万円ですので走行距離の少ない中古車両においては、半額から3分の2程度の価格で購入する事ができる事から型落ちモデルとは言え、非常に魅力的な価格であると言えます。
また、初代プリウスPHVは2012年~2016年まで販売が行われていましたが、販売台数は2012年~2013年が最も多く、中古車市場においてもこの期間の車両台数が最も多いため型落ちモデルの購入を検討している場合には、参考にすると良いでしょう。
【トヨタ・プリウスPHV】中古相場はいくら位?
トヨタ・プリウスPHVの型落ちである初代30型モデルの中古車価格は、平均で約130万円~150万円程度である事が分かりましたが、2017年にフルモデルチェンジを行った現行モデルである50型プリウスPHVの中古車相場は、いくら位なのでしょうか。
こちらも、型落ちである先代モデルと同じく車両のグレードや純正オプションの数、走行距離などによって価格にばらつきがありますが、2017年式の中古車価格を例に挙げていくと
走行距離 | 修理歴 | 価格 |
3,000km~10,000km | 無し | 約280万円~300万円程度 |
10,000km~30,000km | 無し | 約260万円~280万円程度 |
50,000km~80,000km | 無し | 約220万円~250万円程度 |
が、現行モデルである50型プリウスPHVの走行距離別の中古車価格となり、約240万円~260万円程度が平均的な相場となります。
全体としては販売開始から間もないモデルであることもあり、型落ちモデルの様に大幅な価格の下落を期待することはできませんが、新車での販売価格が約318万円~426万円である事を考慮すると、車両の程度によってはお買い得な価格であると言えます。
また、50型プリウスPHVには11.6インチの大画面を備えるナビパッケージと言うグレードが設定されていますが、こちらの場合には前述した価格相場よりも20万円~35万円程度高くなる傾向ありますので参考にしてください。
【トヨタ・プリウスPHV】新古車の価格はいくら位?
現行モデルである50型トヨタ・プリウスPHVの中古車価格は、約240万円~260万円程度が平均的な相場である事が分かりましたが、新古車と呼ばれる走行距離の少ない車両の価格はいくら位なのでしょうか。
こちらも前述した2例と同じく、車両のグレードや純正オプションの装着数によって価格にばらつきがありますが、フルモデルチェンジを行った2017年~2018までのモデルは約250万円~280万円程度、マイナーチェンジを行った2019年のモデルに関しては約290万円~310万円程度がプリウスPHVの新古車の平均的な価格となります。
一般的なプリウスPHV中古車価格から比べると、やや高い傾向にありますが走行距離が短くほぼ新車に近い状態の車両である事を考慮すると、中古車よりもお買い得な価格であると言えます。
では、中古車と新古車では具体的にどの様な違いがあるのでしょうか。
次の項目では、中古車と新古車の違いやメリットとデメリットなどについて解説をしていきます。
【トヨタ・プリウスPHV】新古車とは?
トヨタ・プリウスPHVの新古車は車両の程度が良好な物が多く、中古車と比べて価格はやや高いもののほぼ新車感覚で購入できる事が魅力ですが、新古車とは具体的にどの様な車両の事なのでしょうか。
新古車とは
- 未使用でありながらも1度所有者登録を行った車両(ナンバープレートを取得した車)
- 納車前に様々な理由によって購入がキャンセルされた車両
- 販売の促進として販売店が購入し在庫となっている車両
- 販売店で試乗車などに使用され、走行距離が300km~2000km程度の車両
の事を主に新古車と呼んでいます。
未使用である事や、走行距離が少なく車両の使用感が極めて新車に近い状態であることから新古車と呼ばれていますが、1度所有者登録が行われているため厳密には中古車と同じ扱いになる事が大きな特徴です。
また、新古車は1度所有者登録が行われている事から、車両の状態が未使用あるいは走行距離が短い場合でも商品としての価値が下がり、次回車検までの日数が短くなっていくことなども価格が安くなっている要因の1つとなります。
【トヨタ・プリウスPHV】新古車のメリットとデメリット
トヨタ・プリウスPHVをはじめとした新古車は、1度所有者登録が行われた車両である事から新車よりも価格が安くなると言う特徴がありますが、この他にはどの様なメリットとデメリットがあるのでしょうか。
新古車のメリット
新古車のメリットとしては
- 走行距離が短く、使用感が極めて新車に近い状態である事
- 販売店などで使用されているなど、前所有者や使用実態が明確である事
- 試乗車などで使用されていた車両は、オプション品の販売を促すために豪華な装備品が予め装着されている場合が多い
- 1度登録が行われた中古車扱いである事から新車と比べて価格が安く、新車を注文するよりも早く納車が行われる
などが挙げられます。
新古車のデメリット
反対に、デメリットとしては
- 未使用車の場合には、新車の発注では無いため新車注文時のみ装着が行えるメーカーオプション品を選ぶ事ができない
- プリウスPHVなど一般的な乗用車の場合には、在庫が少なく見つけるのが難しい
- 新車を購入する場合と比べて、税金などの減免額は少なくなる
- 試乗車として使用されていた車両は、多少の傷や汚れなどが付いている場合がある
などの事が挙げられます。
この様に、新古車は様々なメリットやデメリットを併せ持った車両である事から、購入を検討している場合にはそれぞれの特性を理解しておく必要がありますので、参考にすると良いでしょう。
【トヨタ・プリウスPHV】中古車・新古車のまとめ
今回は、プリウスPHVと中古・新古車について解説していきましたが、型落ちである30型モデルの場合には約130万円~150万円程度、現行モデルである50型の場合には約240万円~260万円程度が、平均的な中古車価格である事が分かったと思います。
ただし、各グレードや走行距離、純正オプションの数などによってこれらの価格にはばらつきがあるため、あくまでも平均的な相場として参考にすると良いでしょう。
また、新古車については1度所有者登録が行われている事から安く購入できるなどのメリットがありますが、一部のオプション品を選択できないことや税金面での優遇が少なくなるなどのデメリットも併せ持っていますので、それぞれの特性を理解しておく必要があります。