トヨタ・プリウスと言えば、ハイブリッド車の代名詞とも言われている人気の車です。
2017年2月に、プラグインハイブリッド車の4代目トヨタ・プリウスPHVが発売され、
人気がさらに加速しています。
車の購入を検討する上で、気になるのはスペック・加速性能・乗り心地です。
トヨタ・プリウスPHVのスペック・加速性能・乗り心地はどうなっているのでしょう。
それぞれ紹介します。
Contents
トヨタ・プリウスPHVのスペックは?
トヨタ・プリウスPHVのスペックは以下のものとなっています。
トヨタ・プリウスPHVのスペック
車種 | A/Aプレミアム | S |
全長x全幅x全高(mm) | 4865x1760x1470 | |
車両重量(kg) | 1530(1550) | 1510(1530) |
最少回転半径 | 5.1[5.4] | 5.1 |
燃料消費率[JC08モード(国土交通省審査値] | 37.2[30.8] | 37.2 |
充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値) | 68.2[55.2] | 68.2 |
ホイールベース | 2700 | |
トレッド[前後](mm) | 1530(1510)-1540(1520) | 1530-1540 |
最低地上高(mm) | 130 | |
乗車定員 | 5 | |
エンジン・モーター形式 | エンジン:2XR-EXEモーター:1NM/1SM | |
種類 | エンジン:水冷直列気筒DOHCモーター:交流同期電動機 | |
総排気量(cc) | 1797 |
トヨタ・プリウスPHVは2012年1月に発売された、プラグインハイブリッド車となっています。
プラグインハイブリッド車とは、従来のハイブリッド車に外部充電機能を加え、電気で走る走行距離を長くなっているものです。
グレード大きく分けて4つのグレードがあります。
他にも2019年5月の部分改良で、オプション(V2H)をつけると、車に備えた電気を家庭に供給することができます。
大きさ、燃費などを細かく紹介します。
プリウスPHV SナビパッケージとAナビパッケージとの違いは?
プリウスPHVの大きさ
プリウスPHVの大きさは、
全長×全幅×全高(㎜):4865×1760×1470(㎜)
となっており、全グレード3ナンバーの車です。乗車人数は、以前まで4人乗りでしたが、2019年5月のマイナーチェンジにより、5人乗りとなっています。
全長、全幅も広い車ですので、乗り降りしやすい車です。
また、大きさの注目ポイントは全高です。
プリウスPHVは全高の低い車で1,470㎜の車となっています。
マンションなどの機械式駐車場や、駐車場の制限のある車の多くは全高が1,500㎜以下ですので、プリウスPHVは駐車場の心配が必要なく駐車できる車です。
トヨタ プリウスPHV は機械式駐車場に入れるか?外寸法や外装について
プリウスPHVの価格
プリウスPHVは、S・A・S-GR・Aプレミアムと4つに加えて、ナビパッケージ、セーフティなどのグレードがあります。それぞれ価格を紹介します。
グレードS
・S:3,178,440円
・S(セーフティパッケージ):3,285,360円
・S(ナビパッケージ):3,661,200円
グレードA
・A:3,502,440円
・A(ナビパッケージ):3,926,880円
グレードS-GR
・S-GR SPORT:3,628,440円
・S-GR SPORT(ナビパッケージ):4,105,800円
グレードAプレミアム
・Aプレミアム:3,814,560円
・Aプレミアム(ナビパッケージ):4,266,000円
プリウスPHVの価格は、3,178,440円から4,266,000円となっています。グレードSもAもトヨタセーフティセンスPが標準装備されていますが、グレードAはSよりもさらに安全性能が装備されています。また、グレードSとSパッケージのみソーラーパネルを280,800円でオプションとして装備することができます。
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トヨタ・プリウスPHV 加速性能は?
プリウスPHVの加速性能について紹介します。
プリウスPHVは、EVモード・ハイブリッドモードを使い分けて走行します。
プリウスPHVの加速の仕組み
スタート時
アクセル踏むとモーター発進を行う
↓
EV走行時
充電した電力によりモーター走行
↓
加速時
デュアルモータードライブを活用し、加速
↓
電力が不足した際
電力が不足した場合は、自動的にハイブリッドモードに切り替え
プリウスPHVは、モーターのみの走行「EVモード」とエンジン+モーターで走行する「HVモード」があります。
モーター発進時の力強い加速、スピードによる加速時には、デュアルモータードライブによるパワーある加速が実現しています。
また、電力が不足している場合にも自動でハイブリッドモードに切り替えて加速してくれます。
項目 | エンジン | モーター |
種類 | 水冷直列気筒DOHC+モーター | 交流同期電動機 |
排気量 | 1,797cc | |
最高出力<ネット>kw(PS)/r.p.m | 1MN/1SM
72(98)5,200 |
53(72)/23(31) |
最大トルク<ネット>N・m(kgf・m)/r.p.m | 1MN/1SM
142(14.5)3,600 |
163(16.6)/40(4.1) |
HVモード
発進時は、モーターにより駆動しますが、発進時の出力は103PSと発進時には力強さがあります。エンジンは2ZR-FXE型を搭載しており、加速時熱効率が40%に抑えられています。また、40km以上の加速でも、モーターにスムーズに伝わり0-100kmの加速スピードを9.8秒の加速の良さを実現します。10秒以下の加速スピードは、普通車の中でも早い部類となり、加速性能の良さを実現させています。
EVモード
モーターのみの走行となっているEVモードは、HVモードに比べると少し加速性能が落ちます。0-100㎞の加速スピードは11秒です。発進時はHVモードと同じ馬力となっています。EVモードは、モーター走行ですので環境を考えた静かな走行です。加速性能は、70km以上加速時のパワーがHVモードに比べると劣ってしまいます。70km以上の走行は高速道路のみですし、一般道を走行している場合には気にならない加速性能です。
プリウスPHVの最大出力と最大トルク
トヨタ・プリウスPHV の乗り心地は?
プリウスPHVの室内の広さについて
プリウスPHVの室内の広さは以下の通りとなっています。
室内の広さ
室内長×室内幅×室内高さ㎜:2110×1490×1195
以前までは、後部座席がセンターアームレストで区切られており4人乗り仕様の車となっていましたが、一部改良ではアームレストが取り除かれ5人乗りとなっています。
室内の高さは、1195㎜と175㎝の人が運転をすると頭がこぶし1つ分しかありませんので、高さが低い車となっています。しかし、室内の長さは快適です。1列目、2列目共足元空間が広く、2列目もゆっくり足を組むことができます。2列目のシート素材にも配慮されており、フロントシート下にもスペースがありますので長距離でも足を組み替えることが可能です。
プリウスPHVのシート素材について
プリウスPHVはシート素材にもこだわりがあり、長距離ドライブにも快適なフロントシートを採用しています。
また、夏の暑さでのドライブでシートの暑さやムレを防ぐため、吸い込み方式のシートベンチレーション(運転席・助手席のみ)を装備されていますので、夏の暑さにも快適にドライブを行うことができます。
※Aプレミアム、Aプレミアムナビ付きには標準装備
プリウスPHVの走行時の乗り心地は?
走行時の乗り心地を紹介します。プリウスPHVは、ノーマルタイプのプリウスに比べて150㎏と重量が重く、安定した乗り心地になっています。小回りも5.1mと小回りも悪くありませんので、カーブ時もふらつきはありません。
凸凹道・悪路走破性は?
凸凹道・悪路走破性に関しては、やはり下からの突き上げは感じます。しかし、ノーマルタイプのプリウスに比べて、サスペンションがしっかりされているので衝撃が直接ではなくマイルドに伝わりますので乗り心地は快適です。
静寂性は?
プリウスPHVは、EVモード、HVモードがありますが、どちらも静かな走行を実現しています。もちろん、EVモードの方が、静寂性はありますが、発進時・走行時とも優れた静寂性を発揮しています。