そこでプリウス・プリウスα・プリウスPHVの3種類についてまとめてみました。
(プリウスは基本的に新型のことを記述しています)
Contents
トヨタ プリウス・プリウスα・プリウスPHVの違いは?
プリウス
プリウスといえば基本的にこの車のことです。(5人乗り)
1997年より販売され、「ハイブリットカー」という言葉を世界に広めました。
車両形式として、NHW10型から始まり
2代目 NHW20型(2003年-2011年)
3代目 ZVW30型(2009年-2015年)
4代目 ZVW50型(2015年~)
その後バッテリー駆動などの派生でZW51・ZW55へと改良・変化していきました。
プリウスのスペックや0-100km/hの速さ加速性能は?乗り心地など紹介!
プリウスα(プリウスアルファ)
プリウスαはステーションワゴンタイプと言われています。5人乗りと7人乗りのタイプがあります。 ZVW40型~は2011年より販売。マイナーチェンジはしたけど、まだフルモデルチェンジはまだありません。
プリウスPHV
プリウスPHVはいわゆるPHEV車で販売当初は4人乗りでしたが、2019年から5人乗りに変更。外部から充電可能なEV車とガソリンでのハイブリッド走行が可能。プリウスからの派生で、
ZVW35型が2012年から販売、
ZVW52型が2017年へと変化していきました。
トヨタ・プリウスPHVのスペックは?加速性能や乗り心地など紹介!
プリウス・プリウスα・プリウスPHVの燃費は?何が違うの?
現行車3台の燃費と乗車人数の違い・魅力など紹介します。
- プリウスはJC08モードでの燃料消費率が、37.2~39.0km/L・5人乗りのセダン(ハッチバックといわれる場合も有)燃料はガソリン・2WDと4WDがある。
- プリウスアルファはJC08モードでの燃料消費率が26.2km/L・5人乗りと7人乗りがあるステーションワゴン燃料はガソリン・2WD
- プリウスPHVはJC08モードでの燃料消費率が68.2km/L・4人乗りと2019年改良型からは5人乗りのセダン(ハッチバックといわれる場合も有)燃料はガソリンとプラグインによるEV充電とソーラーパネルで充電・2WD
という違いがあります。
現在はハイブリットカーやEVなど、ガソリン以外の燃料で走るエコカーが存在するけど、
さすがハイブリットの先駆者なだけあって3台とも、燃費に関しては販売されている自動車の中では断トツの高燃費ですね。
上記の燃費はメーカーが販売する際に、テストを行って商品として表示した燃費ですが
よく「カタログやメーカーの燃費の数字は実際と違うよね」
という話を聞きませんか?
本当は実際に走ったとき、大体の燃費はいくらぐらいになるのだろうか?
そんな疑問もでてきます。
ガソリン1リットルで走行する距離(実際に走行してみた場合の燃費)として
- プリウスは約26km/L、Eグレードはは約27km/L、新型プリウスは2WDで約28km/L、4WDでも約26.8km/L!
- プリウスαは約15~25km/L
- プリウスPHVは約24~30km/L
(これは走行キロ数や季節にも影響するのであくまでも参考です。)
実際に手に入れて計算してみないとわからないかもしれませんが、他社・他の車の実燃費を聞いても15~20 km/L程度とよく耳にします。
プリウスは実際に走っても他車とくらべて燃費はナンバーワンだと思われます。
プリウス・プリウスα・プリウスPHVの販売台数は?一番人気があるのは?
では人気・販売台数はどうでしょう?
メーカー発表(国内販売・2017年発表)からすると
- プリウスは11万7000台
- プリウスαは1万8000台
- プリウスPHVは2万7000台と
プリウスの圧倒的な勝利!
プリウスが最初に発売されてから、「5人乗りでも狭いよね」という評判が多かったのを覚えています。
それでも高燃費の評判が勝っていたので、国内問わず海外でも人気を集めました。
こぞってハリウッドスターが購入して、試写会やいろいろな場面でプリウスに乗って現れる。ということもありましたね。
環境に取り組むという姿勢が社会に対して印象を良くしていた時代がありましたね。
ミニバンのハイブリットを求める声も高かったけど、ミニバンは販売されても20 km/L前後で値段も高いという印象があります。
そこで7人乗りプリウスαが販売されると、販売当初は需要が高かったのか、プリウスに近づきそうなほど売れました。しかし結局、販売台数は圧倒的な燃費のプリウスには勝てません。
その対決をよそ目に発売したプリウスPHVは、当時まだ世の中にプラグインの需要が少なく、金額が高価・リコール・不具合等が多いのもありZW35型は売り上げが伸びませんでした。2017年にZW52型が販売された時はEV充電の設置場所が増えたのもあり、プリウスαを追い越して2万7000台売れました。この時はすでに各自動車メーカーもハイブリット車やEV車の開発が進み続々と販売台数が増加しました。
プリウスPHVのためだけではないとしても、今後の車社会を見据えて
EV充電の設置を増設した関係者の努力は並大抵のものではないですね。
プリウスPHV マイナーチェンジ5人乗りで一部改良されて何が変わった?
プリウス・プリウスα・プリウスPHV 操作性・乗り心地や運転はどれが一番いい?
「小さい割には運転しやすくないよね」
「プリウスは5人乗れるけど狭いよね」
という声も聞こえてきますが実際はどうでしょう。
ボディサイズはどうでしょうか?
- プリウス
全長 4,540mm x 全幅 1,760mm x 全高 1,470mm ホイールベースは2,700mm - プリウスα
全長 4,615mm x 全幅 1,775mm x 全高 1,575mm ホイールベースは2,780mm - プリウスPHV
全長 4,645mm x 全幅 1,760mm x 全高 1,470mm ホイールベースは2,700mm
コンパクト性ではわずかに新型プリウス
プリウスαはステーションワゴンなので一番長いかと思いましたが
意外にもプリウスPHVのほうが長いですね。デザインと内部の機器収納に関係があるのでしょうか?
ホイールベースはプリウスαが80mmほど長く、操作性としてはさすがにステーションワゴンの運転を心得ていればあまり気になるほどではないでしょう。未経験者も落ち着いてサイドミラーを見ながら曲がるとそんなに支障はないと思います。すぐになれると思います。
プリウスαは高さが全高1,575mmあるために、高さ制限が1550mmの機械式立体駐車場へは入庫できません。
室内空間・居住性は?
- プリウス、プリウスPHVは室内高2,110㎜、室内幅1,490㎜、室内高1,195㎜
- プリウスαは室内高1,9100㎜、室内幅1,520㎜、室内高1,220㎜
荷物について、明らかにセダンとステーションワゴンで違いがありますが、
- プリウス、プリウスPHVはラゲージスペースが室内と1体になった2BOXタイプ (プリウスはラゲージ容量は502L通常時の荷室長 : 890mm荷室幅 :1,390mm荷室高 : 715mm
- プリウスPHVは容量は不明。奥行き(リヤシート使用時):854mm荷室幅:1,360mm荷室高:533mm)
- プリウスαはステーションワゴン、5人乗りの場合ラゲージ容量は505Lになります。
しかも必要に応じて7人乗りにできるタイプもあります。
プリウスαが販売されるまでは、家族や友達など大勢で(7人)移動するのは
ミニバンタイプでしかできないと思っていましたが、いつも大勢で移動なんて介護施設くらいだしプライベートであれば頻度はあまりないでしょう。
プリウスαでも7人乗車が可能であれば家族のためにも使えるし、燃費や駐車スペースなど気にしている人はうれしいですね。
操作性はどうでしょうか?
- プリウス
ZVW50型からTNGA を採用して今までのプリウスと比べても車高が1470mmとなり乗り心地や走行性能に関しては先代と比にならないレベルになっていると謳われているそうです。新型プリウスからはEを除く全グレードに4WD(E-four)の選択が可能。4WDはどうやら基本的には2WDだけどフロントタイヤのスピンを検知すると後輪にも駆動力を配分するという、優れた電気式4輪駆動システムのようです。 - プリウスα
MCプラットフォームを採用。ニッケル水素電池を搭載した5人乗り(2列シート仕様)とリチウムイオン電池を搭載した7人乗り(3列シート)で、重量差は10kg - プリウスPHV
プリウス同様TNGA を採用しているため乗り心地は申し分ないと言えます。
プリウス・プリウスPHVは、新型(2018年以降)から操作性・快適性が向上しました。
プリウスαは、まあでもざっくりいうと、やはりステーションワゴンなのでプリウス・プリウスPHVとはあまり比較対象にはならないですね。ミニバンよりは快適なことは確かです。
トヨタ プリウスPHVの安全性能は?運転しやすさ・自動ブレーキについて。
プリウスのスペック0-100km/hの速さ加速性能、乗り心地など紹介!
まとめ
求めるもの、用途によってプリウス・プリウスα・プリウスPHVはどれもいいのではないでしょうか。
あと、金額で言えば税込で
- プリウス ¥2,518,560~
- プリウスα ¥2,565,000~(7人乗りはプラス20万程度)
- プリウスPHV ¥3,178,440~
どれもエコカー扱いなので税金は普通の自動車と比べてはるかにお得です。
最近は高齢者の事故って、プリウスが多いみたいだけど操作は大丈夫なのかな?
という話も聞きますが、基本的に新型車は衝突回避支援パッケージが装備されています。
トヨタが本格的に誤操作の回避について取り組む話も出てきました。
あとはご自身の生活状況や環境によって、車種を選んでみてはどうでしょう?
たとえば
- 通勤用のみで長距離ドライブをしてみたい方であればプリウスPHV、またはプリウス
- 週末に家族と出かけたりしたい方はプリウスα・プリウス
- 燃費が良くて走りを楽しみたい方はプリウス・プリウスPHV
- 仕事で営業に回るならプリウス・プリウスPHV
- とにかく7人乗せていく機会が多い・荷物を載せて走る機会が多い。という方はプリウスα
など
欲しくなってくるといろいろと未来が見えてきますね。
ぜひご自分で乗ってみて、充実したカーライフをお楽しみください!
↓↓↓ 次は一騎打ち。どっちがいいかな? ↓↓↓
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